2008年6月、ドバイに引っ越してきました。しばらくは夢の専業主婦生活です。


by yhell
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【住所】という概念がない

12月に入り、クリスマスカードや年賀状などの都合で住所を聞かれる機会が何度かありました。
実はドバイには【住所】という概念がありません。
したがって郵便物は自宅には届きません。
一般的に、郵便物は勤務先の私書箱で受け取る、もしくは、郵便局に私書箱を借ります。
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これが郵便局の私書箱です。普通です。

うちは自宅マンションに私書箱があり、これまで例外的に自宅で郵便物を受け取ることができていたのですが、先頃になって会社から自宅私書箱使用禁止令が出まして、泣く泣く会社の私書箱に切り替えました。
以来、郵便物チェックは全面的に夫君の仕事です。
問題点としては、彼の職業柄、私書箱(@会社/空港)をチェックする機会が月に3〜4回しかないことでしょうか・・・。

なぜ住所という概念がないかというと、もともとUAE国民のルーツは砂漠の民、ベドウィンと呼ばれる遊牧民族でして、つまり定住の習慣がなかったわけです。
定住しない。だから住所もない。・・・という説が濃厚。

だから、ここでタクシー乗る時なんかは、道が説明できないと苦労します。
日本も、カーナビがなかったら、似たようなものですけどね。
「ストリート名がないの?知らない場所にはどうやって辿り着くの?」と、アメリカ人には、しばしば驚かれます。

ものすごく不便なのは、店やレストランなどを住所から探せないこと。
検索しても私書箱の住所しか出てこないから。
店に電話して、訛りの強い英語と格闘しながら、道順を聞き出すしかない。
例えば、情報誌なんかを見ても、店の場所が「東京都港区」とか「名古屋市;国道一号線沿い」って書いてあるだけのような状態と思っていただければ。

とはいえ、急速に変化していくドバイ。
最近では、ハイウェイの行き先を示す標示に、アメリカと同じような東西南北が付加されました。
私が来た頃は、「アブダビ方面」「シャージャ方面」のようなアバウトな行き先標示だった。(これも日本と同じか・・)
いずれはストリート名が整備され、住所という概念が生まれるかもしれません。

郵便局といえば、これがUAEのポストです。
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使ったことないから何色が何用のポストなのか知りません。

そして、12月初旬、建国記念日やらいろいろあって祝日が続いていた時のこと。
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郵便局から発行された営業時間の案内を見て、かつ、郵便局のカスタマーセンターに電話して、この支局は今日は開いているはず、と確認してから出掛けた結果、手書きで「CLOSED」の張り紙が。
その横には、私達が見て確認したのと同じ、郵便局が発行した営業時間の案内。
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ボールペンで勝手に書き換えられています。
なんてカジュアルなんだ。

もう一度カスタマーセンターに電話して、空港にある24時間営業の支局なら年中無休だから絶対に開いてるはず、と確認し、しぶしぶ出掛けましたが、やはり勝手に閉まってました。
しかも年中無休だからシャッターなどなく、ただ単に電気が消えていて「3日間休む」となぐり書いたメモ用紙がセロテープで机上に貼ってあった。
ここはアラブだ、と実感しました。


【本日の余談】
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サンクスギビングからクリスマスにかけて、このような冷凍ターキーが売られています。
おもしろいのは「このターキーはイスラムの作法に従い鋭利な刃物を使って屠殺されています」とわざわざ表記してあること。
イスラム教では食事についてもいろいろ制約があります。
食肉に関しては、イスラムの律法に基づいた方法で屠殺された肉だけ食用として認められます。
屠殺方法は、動物を地面に横たえ(トリなど小さな動物は手に持って)食道、気管、首の血管を鋭利な刃物で切断し、 動物の頭部を切り離さないこと。屠殺時には、アッラーへの祈りの言葉を唱えること。
くわしくはこちら
敬虔なムスリムにとっては大事なことなんでしょう。
実際には、ムスリムでも、そこまでこだわるかどうかは、個人の信仰の深さ次第だそうですが。
私から見たら、そんなこと書いてあると生々しくて、なんか余計な罪悪感を感じます。
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by yhell | 2008-12-23 17:57 | なるほどねえ!!